最近の若者はバイクよりもビッグスクーターに乗る人が多いです。

ビッグスクーターでは、膝でバイクを押さえることが出ません。通常のバイクだと、タンクを膝で抑えることで、きれいなコーナリングが行えるのです。ただ、昔のバイクは、曲がろうと思っても素直に曲がってくれなかったのが、最近のバイクは勝手に軽く曲がってくれます。そのバイク性能の違いなのでしょうか?本当にビッグスクーターに乗る若者が増えています。それとも、スクーターに乗る若者の延長線上に彼らはいるのかも知れないです。
50CCのバイクの延長戦と言えるビッグスクーターが彼らにとってのバイクであるのかも知れません。いずれにしてもどちらも昔からは考えられないほど進化している事だけは確かです。バイクは、不完全な乗り物だと言われます。車のように自立が出来ないからです。放っておけば間違いなくこけてしまいます自転車と同じです。その上スピードが出るのですから、乗った事のない人にとっては怖い乗り物になってしまうはずです。でも、バイクに1度乗ると、やみつきになってしまう人が多いことも確かです。風を切りながら走るあの感覚は、車では味わえません。もちろん、風の中を走ると非常に疲れます。その疲れも、バイクになっているから楽しめるのです。
残念なことに、若者の多くがバイクから離れてしまいました。そう考えると、若者のバイク離れをビッグスクーターは多少でも引き留めてくれているのだと思います。ビッグスクーターは僕の趣味ではありませんが、それが若者のバイク離れを引き留めることになるのなら、ドンドンビッグスクーターに乗って欲しいと考えます。若者がバイクから離れたことで、車に乗る若者がバイクのことを全く知りません。昔なら、バイクがどこにいるかを確認していたのに、今は全く考えずにドアを開いたり、急に左折を行ったりと、バイク乗りには大変危険な状況になっています。もう少し、バイク乗りのことを気にして走ってもらえる社会になって貰いたいです。